福島県いわき市の「アクアマリンふくしま」に新種のエビ・ラウスブドウエビが展示されています。
このラウスブドウエビ、実は最初、新種だとはわからずに「ヒゴロモエビ」として展示されていたそうです。ヒゴロモエビは水揚げされると体色が鮮やかな紫色になることからブドウエビとも呼ばれています。漁獲量の少なさから「幻のエビ」とも言われている希少なエビです。
そのヒゴロモエビとされていたものを調べた結果、先日、別の種であることが分かり、「ラウスブドウエビ」と名づけられました。
現在、ラウスブドウエビを展示している水族館は世界でもアクアマリンふくしまだけです。
さらに驚くべきことに、アクアマリンふくしまには「ラウスツノナガモエビ」と呼ばれる別の新種もいます。こちらは今年10月に新しい種として認めれたばかりのエビです。ラウスブドウエビがブドウエビと比べてツノが短いのに対し、このラウスツノナガモエビは長いのが特徴とのこと。やはり、こちらも世界で展示しているのは同水族館のみです。
アクアマリンふくしまは世界最大級の旅行口コミサイトで、行ってよかった国内の水族館ランキング2013で第2位に選ばれた施設です。特に暖流の黒潮と寒流の親潮の2つの海を再現している大水槽「潮目の海」や世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」が人気です。さらに生きた化石と言われるシーラカンスの調査研究でも知られており、標本の展示もあります。
福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」。近くを訪れた際にぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょうか♪