2015年10月14日 今日の東電プレスリリース

10月14日(水曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている状況を考えます。

「日報」に登場する主な施設(Google Mapに加筆)

※ 情報を追加して更新します

1~6号機

日報に新規事項の記載なし

◆1号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・1号機ディーゼル発電機(B)室の滞留水を1号機タービン建屋地下へ断続的に移送実施中

◆2号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、2号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中
・2号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設へ高濃度滞留水を断続的に移送実施中

◆3号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、3号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中
・FSTR建屋から3号機廃棄物処理建屋の滞留水移送については断続的に実施中
・3号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設へ高濃度滞留水を断続的に移送実施中

◆4号機
・原子炉内に燃料なし
・2014年12月22日、使用済燃料プールに保管されていた全ての燃料の移動作業が終了。

◆5号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆6号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

共用プール・水処理設備および貯蔵設備

日報に新規事項の記載なし

◆共用プール
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中
・共用プール低電導度廃液受タンク水について、同タンクから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ適宜移送を実施。

◆水処理設備および貯蔵設備の状況
・セシウム吸着装置運転中
・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・淡水化装置 水バランスをみて断続運転中
・多核種除去設備(ALPS)停止中
・増設多核種除去設備ホット試験中
・高性能多核種除去設備ホット試験中
・モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・第二モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・RO濃縮水処理設備運転中

サブドレン・地下水ドレン 一時貯水タンクAからの排水準備が進む

※サブドレン他水処理施設について、一時貯水タンクAの当社および第三者機関による分析結果[採取日10月5日]については同等の値であり、運用目標値を満足していることを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月14日

サブドレン・地下水ドレン 集水タンクの分析結果(10月1日採取分)

福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果(2ページ目)|東京電力 平成27年10月14日

セシウム-134:17Bq/L、セシウム-137:79Bq/L。それぞれ、海洋排水にあたっての運用目標は、1リットルあたり1ベクレルである。運用目標が3ベクレルに設定されている全ベータについては、1週間に1回しか分析されない。トリチウムは処理施設で取り除くことはできない。

地下水バイパス 通算85回目の海洋排水を開始

※地下水バイパス一時貯留タンクグループ1の当社および第三者機関による分析結果[採取日10月1日]については同等の値であり、ともに運用目標値を満足していることを確認したことから、(既出)

10月14日午前10時より海洋への排水を開始。なお、排水状況については、午前10時5分に漏えい等の異常がないことを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月14日

地下水バイパス 地下水バイパス揚水井分析結果(10月12日採取)

福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(10月12日サンプル採取)|東京電力 平成27年10月14日

揚水井No.10のトリチウム(H3)分析結果はは1リットルあたり2,000ベクレルと高止まり。(10月1日に測定された過去最高値は2,400ベクレル)。同じく10月1日に過去最高値を測定した揚水井No.9では測定は行われていない。(11日に発表された9日採取分のデータでは「ポンプ点検により採取中止」とされていた)

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

10月13日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月14日

◆H4エリア

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月14日

H4エリア周辺地下水【E-1】全ベータ濃度(単位:Bq/L)
採取日 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12
E-1 34,000 29,000 ※ 23,000 19,000 16,000 17,000
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.0

※:悪天候により採取中止

◆H6エリア

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年10月14日

H6エリア周辺地下水【G-1】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12
G-1 1,000 950 ※ 1,900 1,300 1,400 1,500
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.0

H6エリア周辺地下水【G-2】トリチウム濃度(単位:Bq/L)
採取日 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12
G-2 600 600 ※ 790 620 740 590
浪江雨量(mm) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.0

※:悪天候により採取中止