秋のドライブの帰り道はこちらへどうぞ♡伊豆・村の駅

秋です。秋といえば温泉です、紅葉です、海の波の輝きです。もちろん風の音が陽光と絡み合って、不思議な光景で私たちを魅了してくれる高原もいいですね。というと「どこ行く?」

はい、東京からもほど近い伊豆半島なのです。

旅行ってそこに行くことが一番の楽しみだけど、ご当地の美味しい物を食べたり、買ったり、眺めたりも欠かせない魅力ですよね。世界ジオパークを目指す風光明媚な伊豆半島へいらした際には、ぜひこちらもどうぞ。伊豆半島の真ん中を貫く国道136号線沿線にある「伊豆・村の駅」です。

撮影したアングルのせいか、空ばかり大きくてガラ〜ンっとしてる感じに見えたらゴメンなさい。伊豆の名品がこれでもかと揃ってる、人気のドライブスポットなのですよ。

こーんな感じの入口を入ると……

わっ、今日も賑わってます。けっこう人がいっぱいです。それもそうでしょ、地元の野菜やお土産品がずだ~っと店内には並んでいるのですから。

さあて、ここで質問タ〜イム!

伊豆に行ったらぜひ喰いたい、呑みたい、食したいものと言えば〜?

ハイ! 果物、取り揃えられてますよ〜♪

静岡県は知る人ぞ知る日本酒のメッカ。なにせ日本的な産地として有名なあの地域のお酒、あっちの地域のお酒だって、実は静岡で仕込んだお酒を原酒として使っているということなのです。(ゴメン、これ以上詳しく言うと暗殺されかねない……)

これはいくら喋っても暗殺されっこないな、ってのが伊豆のお魚です。どん深の駿河湾はあるは、岩礁が連なる磯があるは、と思えばキスがいっぱい獲れるような砂地の海底まであるわ、のバラエティ豊かな地形の伊豆といえば海の幸。たとえばアジの干物なんかでも、仮に他所の産地のものでも、数週間、沖の養殖いけすの網で放し飼いにしたものは、美味しさ20倍とも言われてます、関係者の間では。

だけど、漁業関係者じゃなくても、知人からよく聞くのは、「干物って言えば相模湾のOという町の知名度が高いけど、違うんだよね、駿河湾産って」と、わざわざ箱根の峠を越えて駿河湾産のお魚を求めてくる人が多いこと。(自分のまわりにもそんな友人が多いんで、こっちに越してからこの方、釣りに行こうとか飲み会しようなんてお誘いが多くて大変!)

干物ですらそんななんだから、生のお魚にいたってはホントに絶品なのです。

カサゴ、カマス、ヒラマサ、タチウオ、カワハギ、そしてもちろんアジやヒラメ、タイだって舞い踊るのが伊豆の海。深場からは世界最大級のタカアシガニ(デカイのに超美味。たぶんカニ界の皇帝!)やら、えもいわぬ深海魚まで獲れちゃう。

でも今日は、あれれ……

なになに、和歌山県産のイトヨリに高知県産のヘダイっすか? まあ自然が相手の漁業ですから、地物ばかりじゃないってこともあるのでしょう、ね。

だけどご安心を!

深海から湧き上がる潮流に育まれた駿河湾ならではの桜えび! しっかと販売されておりましたぞ。漁期は年に2回しかないので、冷凍ものを入手して卵とじやらかき揚げやらにして食されれば、旨きこと限り無し、ですぞ。

伊豆・村の駅の楽しみは、メインのマーケットだけじゃありません。入口の右、北側にならぶ専門店も大人気。ひとつだけ撰ってお知らせするなら、建物のファザードから鶏の親子が飛び出してるようなオブジェを掲げたこのお店「たまごや」さん。激ウマ伊豆産の鶏卵を使った料理が絶品。究極の親子丼、ど定番のソース掛けオムライスなどなどレストランメニューもよだれがタラ~ンもの(事実、食べながらよだれが止まらなくなった経験済み)ですが、これまたお土産アイテムとして是非にお勧めしたいのが、たまごプリン。卵の殻の形をした陶製容器に入れられた小さな小さなプリンなんですが、

これがもう、「ウマーーーーーーーーーイ!」

なんでじゃ〜!! おいしい卵をちゃんと使うとこんなことになってしまうのか~♡

そんな大発見があること間違いなし、なのです。さらにお隣の園芸のお店では(あっ、一軒だけ紹介なんて言ったのに、もう止まらない!)早咲きのカワヅサクラや多種多様なミカンの苗やらもお勧め。ハイ、わたしもここでカワヅサクラとミカンの苗を買いました。購入に際して従業員さん曰く、

村の駅の周囲にもミカンがありますけど、手入れなんかしてないですよ。もちろん肥料なんかやってません。それでも太陽の恵みで美味しいミカンがたくさん生るんですよねー。あ、カワヅサクラもね、移植する時に「挿し木」されたところに土を掛けなきゃ、あとは手入れなんてほとんど不要ですよ。な〜んて言葉に釣られて数年前、サクラとミカンをそれぞれひと苗買っちゃったのだけど、店員さんの言う通り。なーんにもしなくても、毎年毎年、カワヅサクラはソメイヨシノに先立って、可憐なピンクの花を咲かせてくれますし、ミカンだって日当りさえよければ毎年毎年、年を追うごとにどんどん沢山、おいしいミカンを実らせてくれるのです!

ぱっと見、お土産品のマーケットみたいに見えても、掘れば掘るほどいろいろ出てきそうな感じがするのが伊豆・村の駅。

世界ジオパーク認定を目指す伊豆半島で遊んだお帰りにはぜひ寄って行って、いろいろ見て行ってください。国道136号線を北に向かって左側なので、とくにお帰りの際には便利ですよ。

伊豆・村の駅

ご当地「よしもと芸人」さんのイベントなんかもあったりする場所だから、伊豆方面の旅行でココは外せませんなぁ。