【桜の花の次には…】
庭先に植えたミズナラ(? たぶん)の芽吹きがキラキラ美しい。
引っ越してきた頃はちょうどムシキングとか流行ってて、子供もカブトやクワガタに夢中だった。田舎だから、ノコギリクワガタとかコクワガタくらいそこいらじゅうにいたからなぁ。カブトとかが好きな樹を植えようと、近くの森林公園でドングリ(殻が割れてが出始めたやつ)をいくつか拾ってきて、小さな庭の一番隅っこに植えたんだけど、子供の「虫熱」なんてあっという間に冷めてしまった。
すでに高校生になった息子は、カブトムシ系を「きしょい」と言う。だけどそれでも樹は伸びていく。毎年、毎年。そして今年も綺麗な芽吹きを見せてくれた。
こっちはコナラかなあ。ドングリ状態で植えたもんで、今ではコナラとミズナラが15センチくらいの間隔で背伸びを競っている。このコナラ(? たぶん)クンはもう花まで付けているから、半分大人。子供と同じくらいの年頃か。
この樹の存在を喜んでくれるのは、すでに子供ではなくて、子供に子供が生まれた後なんだろうな。
って、俺、オジイチャンじゃん!
そんな、いろんな時間を考えさせられる春の芽吹きなのでした。