JRいわき駅前交番の壁に、にょろっとした魚のようなキャラが。拡大するとご覧の通り。ちょっとユーモラスで可愛いこのお魚は「メヒカリ」。いわき市の魚として市民に親しまれているのです。
メヒカリの正式名称はアオメエソ。その名の通り大きくて青く光る目玉が特徴のお魚です。いわきの魚に選ばれていますが、東北地方はもちろんのこと、全国各地の底引き漁で水揚げされる底物の魚です。伊豆ではとろぼっちとも呼ばれます。
昔から底引き網で獲れていた魚ですが、2001年10月にいわき市の魚に指定された頃から注目を集めるようになって、一時はキロ当たり1,000円の高値を付けることもあったそうですよ。
柔らかい白身の魚で、唐揚げやてんぷら塩焼きのほか、新鮮な物なら刺身になるのだとか。いわき駅前の居酒屋でメヒカリの素揚げを食べてみましたが、小ぶりながらも身がほくほくとしていて、ほのかに脂も乗っていておいしゅうございました。
機会があればぜひ、いわきの味を地元でお楽しみください。