ファンがおしかけちゃう
先日、近所の古本屋さんが65年の歴史に幕を下ろすことになったそうです。
閉店しますというお知らせが掲示されてから都合がつかず、結局いくことはできなかったのですが、数年前に一度入って、1970年代の「少年ジャンプ」「少年チャンピオン」「少年マガジン」「少年サンデー」を買いました。
どれを読んでも懐かしくてたまりません。まだ小遣いなどなくマンガ雑誌を買えないころは、父親が会社の独身寮から古いマンガをもらってきてくれたので、それを何回も何回も読んだものです。その当時は当たり前だと思っていたのに、大人になってから当時のマンガを古本として読んでみてびっくりしたことがあります。
それは「マンガ家の自宅住所が載っている」ということです。
ページの端にある「〇〇先生にお便りを出そう!」という告知。あれが、昔はマンガ家の住所がそのまま載っていたのです。
いつのころからかそれは「編集部あて」になったのですが、当時はもろに自宅でした。いまではちょっと考えられませんが、なんだか夢のある話ですね。