「旅行に行く暇はないけど、ご当地品が欲しい」「昔、旅行先で食べたあの味が忘れられない」と思う人は多いはず。そんなとき、まず思い浮かぶのはデパートの特設会場。期間限定で開催される物産展には多くの人が訪れますが、もっと手軽にいつでもご当地品が手に入る場所があります。
それはアンテナショップと呼ばれるお店です。地方自治体が地域の特産品を、東京や大阪などの都市部の繁華街で販売しています。東京の有楽町や銀座には、29の県や市がショップを出店しており、都会にいながらにして地方の名産品を入手できることから人気を集めています。
アンテナショップは地方と都会、双方にメリットがあります。地方にとっては名産品を都会の人に知ってもらい、観光や移住のきっかけを作ることになり、都会の人はその地域がどんなところか知ることができるのです。北は北海道から南は沖縄まで、各県の名産品を手に取ることができるなんて驚きですね。
アンテナショップは新製品を試験的に販売する店でもあります。消費者の反応から市場動向を分析して、新商品の開発に役立てようという狙いがあるのです。また、店頭では各地域の祭りなどのイベント情報も告知されており、情報発信基地としても活用されています。日本全国のご当地気分を一度に全て味わいたい方は、アンテナショップを訪ねてみてはいかがでしょうか。
【銀座で人気のアンテナショップ】
・・・稲庭うどんや、いぶりがっこを食べたいならこのお店。
・・・沖縄。琉球の文化をゆったり「見る、聞く」体験空間が広がる。
・・・からし蓮根や太平燕を買うならこのお店。
・・・石川県の名産を食べ物から九谷焼、金箔製品まで取り揃える。
・・・鹿児島産250種類の本格焼酎、美味しい特産品のお店。
・・・岩手の美味しい食品。工芸品など約2000種類の「岩手ブランド」が集結。