【今日の「ちょっと楽しい」】交流戦100勝、オリックス岡田監督「積み重ねやから。」に学ぶ

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 5月22日に行われたプロ野球「セパ交流戦 オリックス ― 阪神」。関西対決となった試合は6-0でオリックスが圧勝した。かつて自らも指揮を執った古巣阪神を相手に勝利したオリックス岡田監督だが、2005年から始まった交流戦において、ついに監督通算100勝。プロ野球監督の中では一番乗りの快挙だ。

今季一番の笑顔だった。岡田監督は節目の1勝の余韻に浸るように、一人一人としっかりハイタッチを交わした。「積み重ねやから。急に100勝になるわけちゃうしな。長くやってたからやろ」と“岡田節”も炸裂。機嫌も今季一番だった。―――

  と、5月23日付のデイリースポーツが報じている。 岡田監督本人が述べたとおり、急に100勝になるわけではない。2005年から行われているセパ交流戦だが、1シーズンで組まれる試合数は24試合(2005、2006年のみ36試合)。交流戦8年目での100勝一番乗りということからも、道のりの険しさがうかがえる。

 またその100勝を決めた試合で殊勲の一打を放ったのは、今シーズンからオリックスに入団した、ドラフト8位の新人・川端崇義外野手だ。自身初のホームランを満塁弾という形で、節目の試合に花を添えた。年齢は27歳。早ければ18歳からプロのユニフォームに袖を通す世界ゆえ、まさにオールドルーキーと言える。ドラフト8位という順位も、ドラフトにおいては決して高い評価ではない。プロの世界で末永く生き残る選手はあくまでひと握り。アマチュア野球に打ち込みながら、企業人として安定を求めても不思議ではなかった。そんなプロの世界に対し、27歳からの「転職」は非常に勇気の要る決断だっただろう。 「使ってくれた監督に感謝です」 苦労人の言葉から出た言葉に”重み”を感じずにはいられない。まさに苦労と努力を積み重ね、手繰り寄せた結果である。

 新人でプロ初本塁打を満塁弾で飾るのは、球団では阪急時代の1956年の米田哲也までさかのぼる。実に56年ぶりの快挙である。それを監督の節目の試合でやってのけるのだから、岡田監督が「大したもの」と舌を巻くのも頷ける。 千里の道も一歩から。日々の積み重ねが偉業を手繰り寄せると、改めて学んだ。

 
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◇参考ページ◇

「オリ岡田監督が史上初交流戦100勝!」 (デイリースポーツ 2012年5月23日付)「【HR】川端のプロ初アーチはグランドスラム 5月22日 オリックス-阪神」 (PacificLeagueMovie Youtube)

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