あの名曲のヒミツ
ジョン・レノンとポール・マッカートニーが残した名曲がとにかく多すぎて、一般の人からはちょっと地味な存在に思われがちなのがジョージ・ハリスン。
しかし彼も「Something」や「Here Comes The Sun」といったロック史に残る名曲をちゃーんと作っています。今回ご紹介する「While My Guitar Gently Weeps」も名曲中の名曲。タイトルの通り、むせぶような「泣きのギター」がたまりません。
さて、このジョージは実はそれほどギターが上手ではなく、ポールに教わっていたこともよくあった、などという話も聞きます。でもこの曲でのギターソロは素晴らしいんです。「やるじゃん、ジョージ!」と思っていたのですが、調べてみたら
「ギターソロは親友のエリック・クラプトンによるもの」
なんだそうです。うーむ、そうだったのか。でもこの名曲の中に「親友の熱い絆」が感じられるんだからそれもまたイイね!と思ってもうちょっと調べて見ると、この数年後にクラプトンがデレク&ドミノスで発表したロックの名曲中の名曲「いとしのレイラ」は
「クラプトンがジョージの妻に惚れてしまい、その苦しみを歌った曲」
だそうです。嗚呼、友情が・・・なんか知らない方がよかった、かなあ。
あのCMのヒミツ
≪蛇足≫今テレビで流れている「日本生命に入社したばかりの若者がさわやかに頑張っているCM」。このバックに流れているのはこの「いとしのレイラ」のエンディング部分です。「がんばり」を表そうという狙いのBGMは、実は「親友の奥さんに惚れちまった」という苦しさを表現した曲なわけですねー。これも知らない方がいい感じでしょうか。