京都の嵐山といえば、春は桜、秋は紅葉の名所。一年中、一面緑に覆われた竹林は海外の旅行客も非常に多いです。
阪急嵐山駅から徒歩10分。
渡月橋を渡り、お土産物屋さんが並ぶ大通りの路地を少し入ればそこは別世界。
他ではあまり見られないこんな光景が…
野宮神社はこの竹林の中にひっそりとたたずんでいます。
テニスコート1面ほどの小さな敷地ですが、
見所はたくさんあります。
まずは、嵐山一帯を表現したという5畳ほどの緑の苔の庭。とても小さく渡月橋まで再現されています。
また、なでると願いを叶えてくれる亀石は、その評判から、訪れる人が後を絶ちません。
一番の見所としては、入り口にどっしりと構えられた黒い鳥居。クヌギの木を皮をはがずに使う日本最古の様式で建てられた
このような鳥居は他ではなかなか見ることができないんですよ。
せっかくの京都。
たまには人力車での散歩というのもなかなか風情があります。
野宮神社までは5分ほどの道のりですが、嵐山の名所をいろいろと教えてもらえますよ。
次回は、平安時代の恋愛小説『源氏物語』から、この野宮近辺で巻き起こった色恋について書きたいと思います。