復興特別所得税のざっくりしたまとめ

復興特別所得税って、どうなっていたんでしたっけ

 すっかり忘れていました。昨年あんなに「東日本大震災の復興財源をどうするか」と騒がれていたのにです。  4月の声を聞いて、たしか今月から始まる特別税があったのを思い出して国税庁のホームページで調べてみました。

 最近、ずいぶん分かりやすくなってきた国税庁のページですが、復興特別所得税については、なんだか説明が多過ぎて、ポイントがつかみにくいんですね。復興税が議論されていた頃のニュースと合わせて読んで、まとめてみました。

○復興特別所得税の税額は、基準所得税額の2.1%です。

○復興特別所得税が課せられる期間は、平成25年から平成49年まで25年間です。

○給与所得の人は、平成25年1月1日以降にもらう給料から、復興特別所得税が源泉徴収されます。

実は意外と単純明快。来年以降払う所得税が25年間2.1%上乗せされるということなんですね。

住民税も上がります

 所得税以外では、住民税の均等割りが納税者1人あたり年1,000円の増税になります。こちらは平成26年6月からです。

法人税は3年間の増税です

 個人に関係する増税は所得税も住民税もまだ先のことですが、この4月から増税になった税金がやっぱりありました。それは復興特別法人税。

 2012年4月1日以後開始事業年度から3年間、基準法人税額に対して10%の付加税が上乗せされます。

 国民全体に広く税負担を求めるわけですから、集めた財源をタイムリーかつ効果的に復興に役立ててもらいたいものですね。