「BGMのワケ」を知ると、番組が2倍楽しい

テレビのバラエティ番組でバックに流れているBGM。例えば「自転車の話題」の時にクイーンの「バイシクル・レース」、「タコの話題」の時にビートルズの「オクトパス・ガーデン」をかけると言ったように、その場の雰囲気にあった曲を流すのはもちろん王道ですが、「語呂合わせ」「ダジャレ」にこだわって選曲されている番組があります。

そして、その理由がわかるひとだけがニヤニヤと笑っているのです(私です)。くだらないかも知れませんが、書き留めておかないとどんどん流れては消えて行く「ワケありBGM」をこつこつ記録して行きたいと思います。

◆京急の「金沢検車区」をご紹介!という場面でかかったのが
●森田健作「さらば涙と言おう」
もりた・けんしゃく、というダジャレですね。

◆「いよいよ料理開始!」という場面でかかったのが
●桜田淳子「わたしの青い鳥」
♪クック クック~、です。

◆番組内でゲームの「ルール説明」をする時
●由紀さおりの「夜明けのスキャット」
これはもう「決まりごと」と言ってもいいでしょう。♪ル~ル~ル~ル~説明
※「徹子の部屋」のテーマ曲がかかることもよくあります。

◆「おかかを使ったおいしいつまみを作る!」というコーナーでかかったのが
●クイーンの「レディオ・ガガ」
レディ・おかか。イントロだけがかかっていたのでかなり高度。

◆「おくら」を使ったおいしいつまみを作るコーナーでかかったのが
●「オクラホマミキサー」
説明不要ですね。

◆○○県(←失念)では砂糖をたっぷり入れた炊き込みご飯を食べる!という場面
●オジー・オズボーンの「S.A.T.O.」
こちらも説明不要ですね。

◆宮崎県では「キンカンの砂糖漬け」を大量に作る!と紹介しているとき
●キム・カーンズの「ベティ・デイビスの瞳」
キンカーン(ズ)。

◆「超高価なトロを、2貫注文!」という場面でかかったのが
●スージー・クワトロの「キャン・ザ・キャン」
すーしー、食わトロ。しかも「貫・ザ・貫」!

◆出演者による挑戦コーナーでタモリの番になったときにかかるのは
●ザ・バーズ「ミスター・タンブリンマン」
サビの「♪ヘーイ ミスタ タンブリンマン」のところが「♪ヘーイ ミスタ タモリ」に聞こえる「空耳」だからです。

◆田酒(でんしゅ)という名前の日本酒を紹介したときにかかったのが
●CCRの「プラウド・メアリー」
CCRの正式名称は「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」。
「クリーでんしゅ」ということでんしゅ。

このようなBGMの選び方は「タモリ倶楽部」「秘密のケンミンSHOW」「チューボーですよ」「アド街ック天国」でよく見られます。実はこれらの番組は制作会社が同じで、そこから音響効果を請け負っている会社も同じなのです。

中でもタモリ倶楽部は「すべてのBGM、効果音にダジャレや語呂合わせが隠されている」といっても過言ではなく、毎週全ての音を検証しているブロガーさんもいるほど。

場面転換が速いため「イントロだけ」を頼りに裏の意味を探ったりしているのです。これからもニヤリと笑えるBGMの付け方を見つけたら、ここへ書き連ねて行きたいと思います。