クロマグロなのにマンモス!

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勝浦漁港で記録更新、386kgのクロマグロ水揚げ

マンモスは喩えです。マグロの話です。

3月23日朝、和歌山県那智勝浦の勝浦漁港市場に386kgのクロマグロが水揚げされたそうです。もちろん1匹での重量。

絶滅の危険が増大しているとして、昨年11月に国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト分類で、「軽度の危険」から「絶滅危惧種2類」へ移された太平洋クロマグロですが、なんともビッグサイズが揚がったではありませんか。

実は、勝浦漁港では、先月5日に295kgのクロマグロが水揚げされ、今季最大と報じられていた。その後も300kg超えが続き今回で6匹目の300kgオーバーだそうです。

漁協の記録のある1985年以降で最大となったのが23日の386kg。ほぼ400kgじゃないですか!

想像つきますか、386kgという大きさ。

つい最近の3月場所を14勝1敗で制し、34回目の優勝を決めた横綱白鳳が160kg。
その白鳳に唯一土をつけて、殊勲賞と敢闘賞を受賞した関脇照ノ富士が180kg。
この二人に桐谷美玲(きりたにみれい)の体重を足しても、まだ7kgも水揚げされたマグロの方が重いのです。

和歌山県ホームページより
和歌山県ホームページより

まぐろが美味しい時期は周年。種類によっても異なりますが特に1月~4月です。身の色が鮮やかな赤色ならば新鮮な証拠。逆に黒みがかると鮮度が落ちています。

まぐろ | 和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)推奨制度 | 和歌山県ホームページ

なるほど~。美味しい時期は周年とは、1年中ってことですね。たまりません。しかも特に1月~4月ってことは、まさしく今じゃないですか。

日本人には切っても切れない縁とも言うべきマグロですが、資源であることを忘れてはなりません。

乱獲により、稚魚まで食べてしまっては、こうした大きなサイズどころか、マグロそのものにお目にかかれなくなってしまいます。

かつて大西洋クロマグロは、厳しい国際的な規制による資源管理の結果、回復に向かうことができました。日本人にとっては鰻も同様に切っても切れない縁ですが、やはり危機的状況です。

食べられなくなる前に、みんなで考えなくてはなりません。なんだかんだ言っても日本人が一番食べているわけで。

マグロも鰻も大好きですから、食べないようにしましょうなんてことは考えたこともありません。育つ量以上に食べないようにしましょう。後世に申し訳ないではありませんか。「昔は、マグロや鰻といった美味しい魚がたくさんいました」なんて教科書に書いてあったら。マンモスは絶滅したけど、マグロは存続しないと。

ところで、この386kgのマグロがあなたの口にはいるとしたら、どんなお酒のお供にしますか?(勝手に飲むと決めつけました)

私は決めました。最初はビール(黒ラベル)で、途中から米焼酎(しろ、川辺)の水割りです。でも残念なことに、この386kgの一部が、私の口には届かないであろうことに気づいています。

386kg-(白鳳+照ノ富士+桐谷美玲)=7kgの、ホンの、ホンの一部でいいから、なんかの間違いで飛んでこい!

マグロは飛ばない...な。

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